ある呉服屋と新幹線の中で会いました。
息子さんが跡をついでくれないので
130年の歴史も5代目の自分で
終わりかも知れない、とさみしそうに
話していました。
「楽しそうに仕事してる?」と聞きました。
「いやーこんな時代、なかなか楽しそうには
できないですよ。」彼はそう答えました。
「どうなるかはわからないけど、
これからでも仕事のおもしろさ、
楽しさを話したらいいと思うよ。
やっぱり人は楽しそうなものに
興味を持つからね。」と答えました。
楽しそうに仕事をしている店長さんの
もとでは、店長になってみたいなという
若手が生まれるのもです。
楽しそうに仕事をしている大人を
見ていると、大人っていいなと思う
子どもも増えるでしょう。
次の世代の人に希望を与えるのは
楽しそうに仕事をする
大人達かも知れません。