年老いた男が鳥にエサを与え続ける。
鳥たちはそれを頼りにして
自分でえさを取らなくなる。
そのうちに自分でエサを
取れなくなってしまい、
男がエサを与えないと生きていけなくなる。
そして男は死に、
鳥たちはエサを与えてくれる人を失い、
生きることができなくなった。
相手のことを一時的にあわれんで、
あるいは同情し、何かをしてあげる。
しかし、それが本当のやさしさでしょうか。
人は自立して生きていかねばなりません。
自立できるよう協力することは大切だけど、
保護し続けることは、真のやさしさとは
異なるように思います。
してもらっている人がいたなら、
期限を自らが区切り、
自立する努力をした方がいい。
してあげている人がいたなら、
いつかそれができなくなることを考えよう。
その時にその人がどうなるのかを。