船井会長に叱られたのは2回あります。
どちらも退社してからでした。
1回目は33歳の時、父親が病気になり
余命数ヵ月と医者に言われた時。
会社のこと、自分はどうしていいか
わからないこと、そんな相談をしに行きました。
「オヤジが良くなることを考えるのが君の
今やるべきことだろう。」
言葉はやさしかったけれど目は怒っていました。
もう1回は20年前、父親と経営方針が違い
会社を辞めようと相談に行った時です。
「今の流通業は荒波の中だろ。
自分は船から出てオヤジを残すということは
まあ、殺すようなもんだな。
後は自分で考えろよ。」
そう言われました。
お前はいつまで自分のことばかりを
考えているんだ、そう叱られたと思っています。