論語に「その身正しければ
令せずとも行われる。
その身 正からざれば
令すといえども従わず。」
という一節があります。
佐藤一斎の言葉に「春風を以て人に接し、
秋霜を以て自らつつしむ」とあります。
自分がしっかり正しいことを懸命に
やっていれば人はやってくれるけど、
そうでなければいくら命令しても
やってくれるものではない。
人には春風のように接して、
自分には秋の霜が身を締めるように
きびしくあたる。
そういう意味ですね。
こういう話を聞いた時に、
だからあの人はいまひとつなんだ、
と思うのが原因他人論。
そうだな、自分のこういうところを
気をつけなければ、とすぐに思えるのが
原因自分論です。